掲載日時 2022/12/15
症例:肝機能
Functional Foods in Health and Disease 10,
95-110 (2020)
Metabolomic analysis of SMP30/GNL
knockout mice treated with fermented vegetable and fruit extract (OM-X)
植物発酵エキス(OM-X)を投与したビタミンC合成不全マウスのメタボローム解析
北海道科学大学 若命浩二教授らとの共同研究結果が、Functional Foods in Health and Diseaseに掲載されました。
【目的】
肝機能が悪化することが知られているビタミンC合成不全(SMP30/GNLノックアウト)マウスを使用し、OM-Xによる肝機能保護作用を検証しました。
【方法】
ビタミンCを合成できないマウスは体内の抗酸化活性が減少し、肝機能が悪化します。OM-X投与群において血中の肝機能マーカーを測定しました。また、肝臓のメタボローム解析を行い、肝機能に関する遺伝子を網羅的に解析しました。
【結果】
ビタミンC合成不全マウスは肝機能の悪化を示すトランスアミナーゼ(AST、ALT)の数値が有意に増加していました。一方、OM-X投与群ではASTおよびALT共に増加が抑制されました。さらに、肝臓のメタボローム解析の結果、OM-X投与群ではマウス生体内の抗酸化能やATP産生能の低下を防ぐなど、生体機能の悪化を予防することが実証されました。
Last updated 2024/01/23