野菜、果物、海藻、茸類などを乳酸菌で長期間発酵させた植物発酵エキス（OM-X）を作成し、マスト細胞モデルであるラット好塩基球性白血病細胞（RBL-2H3）を用いた脱顆粒反応とⅠ型アレルギーモデルマウスを用いた受身アファフィラキシー（PCA）反応に対する効果を検証しました。その結果、OM-XはⅠ型アレルギーに対して有効な素材である可能性が示唆されました。

野菜、果物、海藻、茸類などを乳酸菌で長期間発酵させた植物発酵エキス（OM-X）を人工消化液で処理し、食品機能に対する効果を検証しました。その結果、人工消化処理によってOM-Xの褐色色素量、DPPHラジカル消去活性、抗補体活性の向上が認められました。OM-Xは生体内で胃腸管消化によって低分子の褐色色素が増加し、食品機能性が向上することが示唆されました。

フランスのリール大学との共同研究結果を発表しました。腸の粘膜が傷つき炎症が進むと、腸から有害菌や有害物質が侵入して体に悪影響を及ぼします。本研究において、OM-X投与によって有害菌の感染が予防され、腸炎の予防および粘膜の修復が行われることが判明しました。